2023年12月
先日、12年ぶりぐらいに自宅のテレビを買い替えました。
どのモデルにするかもかなり悩みましたが、レグザのZ570Lと言うモデルを購入しました。
スタンダードモデルの中でも画質が良いと評判で、スポーツ観戦などの早い動きもキレイに映る倍速パネルと、2番組同時録画も可能がウリです。
今まで使っていたテレビは、独身時代に購入した32インチの液晶テレビでした。
内臓の録画機能も付いていて特に不満もなく使っていたのですが、家電量販店などに行くと最新の大画面テレビがずらりと並んでいて、もっと大きなテレビが欲しくなってしまいました。
テレビの買い替えには妻も賛成だったのですが、妻からはテレビを壁掛けにして欲しいと言う要望がありました。
家もそれほど広くないので、壁掛けにした方が部屋も広く使えてテレビとの距離も取りやすいので、より大型のテレビを選択出来ると言うメリットもあります。
また、大型テレビはテレビ台に置くだけの状態よりも、壁掛けにした方が地震などでの転倒するリスクも少ないようなので、今回はテレビの壁掛けに挑戦してみる事にしました。
下地の確認
テレビを壁掛けにするにあたって、一番重要なのは壁の下地が何であるのかを確認する作業です。
我が家のようなマンションの場合、考えられる下地としては、コンクリートの壁、軽量鉄骨(鋼製壁下地)、木材などのパターンが考えられます。
まず大前提として、マンションのような集合住宅の場合、構造体である壁に勝手に穴をあける事は出来ません。
取付けが出来るのは、建物の強度に影響を及ぼさない、間仕切壁に限定されます。
コンクリートの場合は構造体である可能性が高く、施工には管理組合などへの確認が必要となる為、素人が手を出さない方が良いと思います。
また施工自体もコンクリートに穴を空けてボルトを固定すると言う大変な作業となる為、素人には益々難しいと思います。(騒音も日曜大工とは言えないレベルになります)
軽量鉄骨の場合も、下地の見極めや専用ビスを用意したりする必要があるので、こちらも少々難易度が高いです。
そうすると素人が一番安心して作業出来るのは、下地が木材の場合だと思います。
今回テレビを取り付ける予定の壁は、数年前にリフォームをした時に新しく作ってもらった壁で、木材を使った施工の様子を見ていたので自信をもって取り付けに挑む事が出来ました。
取付け高さの決定
まず最初にテレビの取付高さの確認です。
テレビの取付け位置については、イメージしやすいように壁にテレビの大きさに合わせてマスキングテープを貼って事前に決めておきました。
そして先にテレビ裏の金具を取り付けて、テレビ上部から受け金具天端までの寸法を測って、マスキングテープの位置を参考に、金具の取付高さを決めました。
受け金具の取付
下地の確認と取付高さが決まったら、次はボルトを固定するための柱の位置を確認する作業です。
通常間仕切壁には、450mm程度の間隔で間柱と呼ばれる柱が入っていて、そこに石膏ボードを貼付け、さらにその上にクロスなどを貼って仕上げているのが一般的です。
石膏ボード自体には強度がほとんどなく、テレビの重量には耐えられないので、石膏ボードの下にある間柱の位置を見極めて、そのど真ん中にボルトで金具を固定すると言うのが、壁掛けテレビ取付の際の一番のポイントとなります。
今回は下地の確認用に、下地センサーと下地探し針の二種類の道具を用意しました。
センサーはパソコンのマウスのように壁の上を這わせていくと、下地がある部分で音と光でお知らせしてくれる優れものです。
センサーで大体の柱の位置が確認出来たら、次は下地探し針で実際に壁を針で刺して、柱の位置を確認していきます。
柱が無ければ奥まで全部刺さってしまいますが、柱があればそれ以上は刺さらずに途中で止まる仕組みです。
さらに目盛りもついているので、止まった所で目盛りを読めば石膏ボードの厚みも確認出来るようになっています。
数カ所刺して確認する事で、柱の太さも確認する事が出来ました。
あとはこの柱のど真ん中にボルトをしっかりと締め付けるだけです。
60インチを超えるような大画面テレビだとテレビ自体の重量が20kgを超えてくるので、取付金具自体の耐荷重は35kgほどあります。
今回、我が家の部屋の大きさに対して置けるサイズを悩んだ結果、50インチのテレビを購入しました。
冒頭から大画面テレビを連呼している割に、買ったのが50インチと言う所で、今時の大画面テレビと比べるとかなり控え目な気もしますが、それでも取付金具や外付けHDDなど諸々を含めた総重量は20kg近くになりそうです。
今回一番心配だった点としては、間仕切壁の間柱の間隔からすると、固定できるボルトの数は4本のみになってしまうのですが、ボルト4本だけでこの総重量20kgをしっかりと固定できるのか?と言う所でした。
まずは柱の真ん中に合わせてボルトの固定位置をマーキングします。
その後、ボルトが来る柱の部分に釘やネジなどが無いか磁石を使ってチェックして、問題が無いようであればボルトを打つ前に先に下穴を真っ直ぐに空けておきます。
壁に穴を開けてしまったらしまったらもう後戻りは出来ません。
あとは金具をセットしてボルトをしっかりと留め付けるだけです。
今回、受け金具取付用のボルトにはM6×80ぐらいの太くて長いボルトが付属しており、用意していた電動ドライバーではパワー不足で締め付けに大変苦労しました。
ただその分、柱にガッチリと固定されているのが解かり、何なら体重80kg近い私がぶら下がっても全く問題ないと確信が持てたので、結果オーライでした。
事前に調べた情報によると、間柱2本にボルト4本で金具を固定した場合、約60kg程度の荷重まで耐えられるとの事でしたが、使用するボルトの長さや太さ、それに柱の状態によるので、取付は完全に自己責任で!との注意書きもありました。
水平器で受け金具が真っ直ぐに取付けられているのが確認出来たら、テレビ本体を取り付けて完成です。
今回は受け金具の部分に簡易的な棚があり、そこに外付けHDDなどを置けるタイプのモノを選んだので、テレビ台の上もスッキリです。
テレビ壁掛け金具 収納付き 37-65インチ対応 TVセッタースリムRK200 Mサイズ
ごちゃごちゃした配線は、モールを使って目立たないようにしました。
アンテナケーブルやHDMIケーブルはまとめる事が出来たのですが、テレビの電源ケーブルだけは反対側にあったので、そのままにしていますが、妻から苦情が来たら何か考えたいと思います。
自宅の無線LANにも無事接続出来ました。
今のテレビはテレビのリモコン一つでネット動画なども見れるので非常に便利ですね。
心なしかそらジローもいつもより凛々しく見えますね。
子供のポケモンバトルも大迫力になりました。
今回は居室の壁に穴を開けるという失敗の許されないDIYで、色々不安もありましたが、結果としては想像以上に壁にガッチリとテレビを取り付ける事が出来て大満足です。
しばらくは大きくなったテレビで、映画鑑賞なども楽しんでみたいと思います。