胎児ドックの結果、高リスク判定が出た為、絨毛検査を追加で受けて帰る事にしました。
絨毛検査とは絨毛(=後に胎盤となる組織)の一部を採取して、採取した細胞から染色体の数や構造を調べる検査となります。
元々赤ちゃんと絨毛(≒胎盤)は、同じ細胞が分裂して別れたものなので、絨毛の組織を調べることで、赤ちゃんの染色体に異常がないかどうか調べられるのだそうです。
それでも赤ちゃん側にだけ異常がある可能性もゼロではないと、カウンセリングで説明を受けたので、どんな検査をしても100%は有り得ないんだなと思いました。
検査の方法はエコーでお腹の赤ちゃんの位置を見ながら、お腹から注射針を刺して絨毛と呼ばれる組織を採取するそうです。
同様の確定診断としては、羊水検査もあります。
絨毛検査と羊水検査
絨毛検査、羊水検査の違いは、
・ 絨毛検査は12週~14週、羊水検査は、16~17週と、受ける週数が異なる
・ 羊水検査では、胎児がいる空間まで針を刺して羊水を採取するのに対して、絨毛検査は、胎児が包まれている羊膜の外側の細胞を取るため、胎児も羊膜も傷つけることがない
と、絨毛検査の方がより早い時期に受けられ、胎児への影響が少ないというメリットがありますが、実施している病院は羊水検査に比べて圧倒的に少ないです。
ちなみに羊水検査であれば、この大阪のクリフムまで来なくても、都内でも受けられる所はいくらでもあります。
この絨毛検査だと、確率だけしか解らない胎児ドックと違い、遺伝子レベルの異常をより確実に検査出来るので、「最初から絨毛検査か羊水検査だけ受ければいいんじゃないの?」と、思うかもしれませんが、絨毛検査・羊水検査はお腹に直接針を刺すため、わずかではありますが、流産のリスクがあるようです。
そうなると、より多くの実績があるクリニックで検査を受けた方が安心です。
また、クリフムのモットーである「胎児診ずして胎児診断はありえず」 に非常に共感出来た為、関東から大阪までの移動を考えても、このクリフムで受診したかったのです。
※クリフムでは血液検査、絨毛検査は単体では受けられず、必ずお腹の赤ちゃんを超音波装置で見る胎児ドックを受ける必要があります。
「胎児診ずして胎児診断はありえず」 は最近話題のNIPT(新型血液検査)など、血液だけで正常か異常を診断するのではなく、まずはお腹の中にいる赤ちゃんをしっかり診ることの重要性を唱えていると思います。
絨毛検査については、クリフムのホームページに詳しく解説されています。
⇒ [クリフムHP] クリフムの絨毛検査
絨毛検査の流れ
ここからは絨毛検査までの流れになります。
まず初期ドックの結果を伝えられるカウンセリングの際に、追加検査を受けるか聞かれるので、『追加で絨毛検査を受けたい』ことを伝えました。
絨毛検査は、当日絨毛の採取だけ行い、後日結果を聞きに来ることになります。
ちなみにこの結果を聞きに来る時も、夫の同伴は必須です。
検査も後日、結果も後日だったら、交通費だけでもかなり高額になる為、都内で受ける事も考えましたが、当日やってくれるらしいので安心しました。
それでも結果を聞きに、もう一回来ないといけないけどね・・・
(実際、こぷ~すけの時も含めて3回も訪れたので、電車の乗継ぎなど完璧にマスターしました)
あと、当日風邪などで体調がすぐれない場合、検査を受けられないそうです。
そんな訳でカウンセリングの後、すぐに血液検査で当日の体調を調べられます。
そこで問題が無ければ絨毛検査となる訳ですが、待合室には初期胎児ドックの順番を待っている多くの人達がいます。
ちょうど年末年始の休日に掛かっていて、普段より混んでいたこの日のクリフムでは、午前中までの予定の初期胎児ドックが非常に混んでいて、午後から開始される絨毛検査も少しスタートが遅くなりそうな気配。
9時の受付から、初期胎児ドック、カウンセリング、絨毛検査の事前体調検査を終えて、この時の時刻は12時ぐらい。
受付で、「15時ぐらいにもう一度来てください」と言われたので、一度外に出て食事を済ませる事にしました。
もちろん昼食時の話題は、高リスクの判定が出たことや、絨毛検査の話題、それに帰りの新幹線に間に合うのか?など、話が尽きませんでした。
こうしてあっという間に時間が過ぎ、15時前に再びクリフムに戻りました。
ここからの待ち時間がまた長かった・・・
⇒『クリフム初期胎児ドック④ 絨毛検査』へ続く