2021年年末
年末年始に帰省した際、福岡県の門司から山口県の下関まで、関門海峡の下にある海中トンネルで歩いて渡ってきました。
そういえば、子供達は門司から船で下関に渡り、海響館(水族館)や唐戸市場は行ったことがありますが、海中トンネルは、まだ行ったことがなく、歴史好きな小1の息子に、「壇ノ浦」に行ってみたいか聞いてみると、まさか歴史本に登場する、あの壇ノ浦に行けるとは思ってもみなかったようで、目を輝かせて「行きたい!行きたい!」とのことで行ってみることにしました。
(ちなみに一昨年前の年末は、雪がちらつく中、じいじと釣りに門司に訪れました)
訪れたのは12月31日 大晦日
12月30日に関東の自宅から車で帰省し(1000キロの行程です!)、翌日の大晦日に関門海峡を訪れました。
車は和布刈神社(めかりじんじゃ)の入口、ノーフォーク広場の無料駐車場に停めました。
まずは門司港側から散策を開始します。
和布刈神社は大晦日の年越しには多くの人が訪れる人気スポットですが、日中はまだ流石に人もまばらでした。
年が明けると共に、たいまつを持った神主さんがこの階段から海に入り、ワカメを刈り取り神前に供えて福を招くと言う神事が行われます。
ワカメを刈るから和布刈神社と言う名前なのだそうです。
和布刈神社から見た関門海峡。
昨日はこの橋を渡って、本州から海を越えて九州まで帰ってきた訳ですね。
駐車場から和布刈神社までの散策路にはこんな場所もありました。
平家の一杯水。
源平合戦の当時、ここで平家の武士たちが湧き水で喉を潤したそうです。
長年福岡に住んでいて、この場所にも何度も来たことがありますが、こんな説明書きまで読むのは初めてです。歴史に興味を持って訪れると新たな発見がありますね。
そして、和布刈神社のすぐ先に、「関門トンネル人道入口」があります。
地元民以外はあまり知らないと思いますが、関門海峡には歩行者専用の海底トンネルがあり、九州から本州まで海の底を歩いて渡る事が出来るのです。
全長は750Mほどで毎日ジョギングをしている人もいるようです。
中間地点には福岡県、山口県の県境もあります。
海の中の県境に立てるのは凄いことですね。
トンネルを抜けると、いきなりこの旅のクライマックス。
源義経・平知盛像です。
まさに源平合戦のクライマックスであり、平家が滅亡した地でもあります。
当時はこんな立派な橋は無かったけど、平氏や源氏の武士達も観た風景でしょうか。
真下から見る、関門橋も大迫力です。
(この支柱の根元から、てっぺんを見上げながら後ろに3,4歩下がると柱がこちら側に倒れて来るように見える遊び、やったこと無いですか?)
下関の観光スポットと言えば、海響館という水族館と、フグなどの海産物が楽しめる唐戸市場が有名で賑わっているのに対して、こちらは、殆どお店などもなく観光客もあまり居ませんが、歴史好きなら断然このコースをお勧めします。
また歩いて、門司方面に戻ります。
海峡越しに、先程まで居た場所を見つけて、子供達は大騒ぎ。
良い思い出になったね。
最後に少しだけ門司港レトロエリアを観光してから帰りました。
門司港はバナナの叩き売り発祥の地なので、こんな撮影スポットもあります。
子供達が大好きな、Eテレ「ピタゴラスイッチ」で可動橋を紹介するコーナーがあるので、ブルーウィング もじ(跳ね橋)にも来てみましたが、時間になっても跳ね上がらず、、、さすがに大晦日はお休みでしたかね。
いつも観光客がいっぱいの門司も大晦日はとても静かで、ゆっくりと観光することが出来ました。
壇ノ浦を訪れたこともあり、その後放映が開始された、今年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は息子も毎週楽しみに観ています。
(5才の娘は始まると毎回、つまんなーいと言いながら、「すけどの!」「こしろう!」「やえさん」など登場人物を連呼したりしています(^^;)
追記)
息子の予想では、次の次の回ぐらいで壇ノ浦の合戦だと思うとのことですがどうでしょうかね??(現在は木曽義仲を宇治川の戦いで滅ぼした所です)
↓ 息子が好きな超ビジュアルシリーズ