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登山

【燕岳 登山 】泊まってみたい山小屋No1 燕山荘(えんざんそう) 滞在記

2012年8月30日

【合戦小屋~燕山荘と燕岳登りの所要時間】の続き

ようやく山小屋に到着したものの、天気がイマイチな為、ここは気持ちを切り替えて、人気の山小屋、「燕山荘」(えんざんそう)を満喫する事にしました。

燕山荘)

天空の山小屋と呼ばれ、「泊ってみたい山小屋No.1」に輝いた事もある、大人気の山小屋です。

まずはチェックインを済ませます。

燕岳1 (227)

中も山小屋とは思えないほど広くてキレイです。

受付を済ませると、各グループ毎に山小屋のスタッフが、部屋まで案内してくれます。

スタッフの対応も素晴らしく、ホテル並みの対応です。

燕山荘の個室と料金

今回はちょっと贅沢に、個室(1泊2食付き1人14,000円)を予約してみました。

燕山荘個室

個室は全部で9室あるようで、平日狙いで1ヶ月前に確認すると、無事予約することが出来ました!

個室以外の寝床はこんな感じです。

燕岳1 (380)

個室以外は1泊2食付きで1人9,000円です。

こちらは別館に繋がる階段ですが、ある意味これも北アルプスの三大急登!

燕岳1 (401)

登山道にあった、どんな階段よりもキツそうです・・

2,700Mで、ビールとチーズケーキ

一旦部屋に荷物を置いて、外に出て見ましたが、燕岳の山頂方向はまだ雲に包まれたまま。

燕岳1 (238)

そんな時でも飽きさせないのが、人気の山小屋、燕山荘。

小屋の脇には、喫茶スペースが設けられており、スイーツやアルコール・ツマミなどが販売されていました。

燕岳1 (250)

私は迷わず生ビールの大ジョッキ(1,000円)を注文。

燕岳1 (252)

街でも大ジョッキは700円ぐらいするので、2,700mの山の上で飲めることを考えると安いものです。

ツマミはソーセージの盛り合わせ(500円)にしました。

燕岳1 (255)

連れはケーキセット、900円を注文。

燕岳1 (256)

写真はレアチーズケーキ。

一口分けてもらいましたが、こちらもとても美味しかったです。

もちろん景色を眺めながら飲む、ビールとソーセージも最高です。

燕岳1 (258)

まさに至福の時間です。

のんびりビールを飲んでいると、山小屋の正面から歓声のような声が聞こえてきました。

もしやと思い、ビールを飲み干して向かってみると、

燕岳1 (263)

雲が晴れて、山頂が見えてきました!

晴天ではないけれど、ずっと見たいと思っていた景色が目の前にあり、とても感激しました。

燕岳1 (281)

おかげで同じような写真を、何十枚も撮ってしまいました・・・

テントからも人が出て来て、みんな山頂の景色を眺めていました。

燕岳1 (306)

今日は見れないと思っていただけに、嬉しさも二倍です。

15:40 燕山荘~燕岳山頂へ

ここで、眺めが良い内に、山頂に行ってみる事にしました。

山頂までは、花崗岩の作りだす芸術品のような岩を眺めながら歩いて行きます。

燕岳1 (333)

燕岳は、高山植物の女王と言われるコマクサの群生がある事でも有名です。

コマクサ

小屋から山頂の間には、たくさん咲いている所もありました。

燕岳1 (340)

これは有名なイルカ岩。

イルカ岩

天気が良ければ、このイルカ岩の先に、槍ヶ岳が見えるらしいのですが、雲に覆われて見えませんでした。

この燕岳山頂付近だけ、雲が切れているようです。

振り返ると、山小屋もあんなに遠くに。

燕岳1 (341)

小さくて分かりづらいですが、山頂に向かう途中の道には、猿もたくさん居ました。

燕岳1 (344)

こちらも有名なメガネ岩。

燕岳1 (349)

このメガネ岩の先からは、岩が階段のようになり、山頂まで登りが続きます。

燕岳1 (350)

そして小屋から歩くこと30分。

16:10 燕岳山頂に到着

燕岳山頂に到着しました。

燕岳1 (356)

また雲に覆われない内にと思い、途中ちょっと小走りで来たので、結構息が切れました。

(大ジョッキを飲んだ後の小走りは、平地であってもやめましょう!)

やはり雲が多かった為、山頂からの眺望はイマイチでしたが、山頂に着いた達成感でいっぱいです。

燕岳1 (352)

雲の切れ間から、北燕岳もチラッと見えました。

燕岳1 (357)

雲の切れ間から降り注ぐ、太陽の光がなんとも神々しいです。

燕岳1 (371)

小屋の方向を見ると、麓から大量の雲が掛け上がって来るのが見えたので、急いで小屋に戻りました。

燕岳1 (369)

燕山荘の夕食

小屋に戻り、部屋でしばらく休んだら、お待ちかねの夕食の時間です。

夕食は小屋に到着した順に、17:00・18:00・19:00・20:00と、一時間置きに案内されます。

私たちは18:00の回でした

食堂は一度に100人ほど入れる大きさだったのですが、この日は平日にも関わらず、20:00の回まで満席でした。

燕岳2 (70)

一体何人ぐらい泊ってるんだろう。

食事は6~8人ぐらいが同じテーブルに座り、お互いに御飯をよそったり、お茶を注いだりの共同作業から始まります。

そしてこちらが今日の晩御飯。

燕山荘夕食

メインはハンバーグで、ご飯は食べ放題!

燕山荘夕食

少量のカレーのみだった富士山の山小屋に比べて豪華です!

味も美味しかったので、幾らでもご飯が食べられそうでしたが、ビールを飲んだりソーセージを食べたりしていたので、少し控え目にしました。

いや~大満足!

食事中、山小屋のオーナーがマイクを使って全員に、燕山荘の歴史、登山のコツ、山で過ごす際の注意事項などを色々話してくれて、大変ためになりました。
自分も周りの登山をやっている人達に、伝えていかないといけませんね。

食後にまた外に出てみると、少し暗くなって来ましたが、少し雲の掛かった燕岳も幻想的でした。

燕岳1 (388)

この日初めて、槍ヶ岳もチラッと見えました。

燕岳1 (390)

明日はキレイに見えるといいな。

次第にあたりは闇に包まれて行きました。

燕岳1 (397)

長い時間、山小屋でノンビリするのもいいですね。

真っ暗になってから、寝る前にもう一度外に出てみると、街の光と満天の星空も見る事が出来ました。
(ブレブレな写真ばかりだったので、画像は無し)

山小屋満喫しまくりです。

20:30 就寝

この日は早めに休む事にしました。

明日の御来光の時間は、5:10。

明日はスッキリ晴れるといいな。

『燕岳ご来光 ~ 泊まってみたい山小屋No1 燕山荘 滞在記 その2』へ続く

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