【富士山 須走ルート】小2&小4 子連れ富士登山 2024 その1のつづき
六合目長田山荘(2,400m)を出発した後は、比較的歩きやすい低木の道を進んでいきます。
時折雲が晴れて山頂が顔を覗かせるようになりましたが、山頂はまだ遥か遠くですね。
この区間は特に難所などもなく順調に歩いていましたが、もうすぐ次の山小屋と言うところで、娘がトイレに行きたくなり、娘の荷物を妻に託して、私と娘は先に次の山小屋へと急ぎ足で向かいました。
幸い、この区間は山小屋間の距離も短いのですぐに本六合目の瀬戸館までやってきました。
富士登山1日目 須走口本六合目(標高2,700m)瀬戸館
13:50 本六合目 瀬戸館(瀬戸館)に到着しました。 ※トイレ 200円
標高は2,700mを超え、眼下には雲海も広がるようになりました。
娘も初めてみる景色に興奮していました。
これぞ、「あ~たま~をく~も~の、う~えにだぁ~し♪」の富士山って感じですね。
ここも外国人ツアー客でごった返していました。
岩をお借りして休憩。チョコバーで栄養補給をしました。
富士登山は行動時間が長くお腹も減る為、カロリー高めのおやつを沢山持って行くようにしていますが、チョコバーは食べ応えがあり、腹持ちも良い為、とても重宝します。
チョコバーは何種類か食べ比べてみて、1本満足バーが子供達も大人も美味しく感じました。
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山小屋にも美味しそうなメニューがたくさん並んでいたので、ここで景色を眺めながら食事をするのも良さそうです。
14時25分 休憩を終え、次の山小屋「太陽館」を目指します。
神の遣い、ニホンカモシカとの遭遇
次の太陽館までの区間は少々距離があるため、踏ん張りどころとなります。
息子の足取りは重く、リュックは大人が持つことにしました。
対する娘はすこぶる元気で、お兄ちゃんの荷物も持ってくれました。
暫く歩いていると、動物の気配を感じました、
シカ、、、、いや、、、
なんと、カモシカがこちらを見つめているではありませんか!!
しかも立ち去るどころか、ゆっくりとこちらに近づいてきて、まるで何か訴えたいことがあるように、再び立ち止まって暫く見つめられました。
思いがけないカモシカとの遭遇に大興奮し、思わず、近く人いた外国人のお兄さんにも、身振り手振りでカモシカが居ることを伝えました。
「ナンダこのニホンジンハ・・?」のような顔で見ていたお兄さんも、カモシカに気付くと写真をパシャパシャ撮り、何度もお礼を言われました。
カモシカは神の遣いとも言われ、カモシカに出会うと縁起が良いとか、幸運が訪れる前兆などと言われるそうです。
富士登山の途中で神の遣いに出会うとは、なんとも幸先良い気がします!!
しばらく見ていると、カモシカは歩き始めましたが、見た目は優しそうな感じのカモシカも、歩いている姿を横から見ると、筋肉の付き方が大型の肉食獣のように発達していました。
よく健脚のランナーや登山家の足を見て、カモシカのようなしなやかな筋肉と例える例あるのですが、その理由にも納得ですね。
思わぬ出会いもあり、暫し疲れも忘れ、どんどんと登って行きますが、次の太陽館はまだ遥か彼方です。
この見えているのになかなか近づいて来ない感じがキツイんですよね。
焦っても仕方がないので、休憩を挟みながらゆっくり登っていきます。
今回もザックのすぐに取り出せる所のポケットには、個別包装のチョコレートや塩飴をたくさん準備してきました。
標高が高い富士山とは言え、七合目手前あたりまでは気温も高く日差しを遮るものが無い為、体感温度も高く大量の汗が出ます。
その対策として、多めの飲み物と塩飴などをこまめに摂取して、塩分も補給するようにしました。
太陽館まではあともう一息です。
この辺りからごつごつした岩が多くなり、一歩一歩がきつくなっていきます。
富士登山1日目 須走口七合目(標高3,090m)太陽館
15:45 七合目の太陽館に到着 ※トイレ 200円、ペットボトル 600円
休み休みだったので、瀬戸館から1時間半も掛かってしまいました。
子供達にも疲れが見えてきましたが、本日宿泊予定の見晴館まではあと少しです。
ここで持ってきた飲み物があとわずかだった為、ペットボトルの水と麦茶を1本ずつ購入しました。
太陽館でのペットボトルドリンクの価格は1本600円でした。
家族全員分だとドリンク代だけでもえらいことになりそうですが、この高所でキンキンに冷えたドリンクが買えるのはありがたいですね。
結構疲れてきましたが、今日の宿泊地である見晴館まではあと少し。
ここから最後のもうひと踏ん張りです。
⇒ 見晴館へつづく