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富士山登山

富士登山 須走ルート 2 須走五合目登山口~本七合目見晴館

2012年8月1日

『富士登山 須走ルート その1御殿場駅~須走口五合目』の続き

いよいよ富士山の登山道に入ります。
富士山__31

富士山に登るコツは、「とにかくゆっくり登る事」

息を切らさないよう、またなるべく足の筋肉を使わないように、歩幅を小さくしてゆっくりゆっくり登ると良いのだそうです。

そして高山病対策の為に、呼吸もゆっくり深く腹式呼吸を意識するのが良いとのことです。

最初は木の生い茂った、樹林帯を歩いて行きます。

富士山__33

他の登山道から登ると、標高が高い分、すぐに森林限界を超えてしまい、木がほとんど生えていないそうですが、この須走ルートはご覧の通り雰囲気があります。

登山道は良く整備されていました。
富士山__35

さすがは毎年40万人が登る山。

でもこの日は「ホントにここ富士山?」というぐらい、全く人に会いませんでした。

混雑を避けて日、月の日程にしたのですが、誰も居ないと逆にちょっと不安ですね。

でも所々にこのような案内板があり、まず迷うこともありません。

富士山__41

やはり火山だけあって、登山道は土と岩が入り混じっています。

富士山__36

これ全部溶岩が流れて来て、出来ているんですよね。

富士山__37

まだまだ登り始めたばかりですが、標識にこんな文字が。

富士山__43

ゆっくりゆっくり、森の中を歩いて行きます。

富士山__42

しばらくすると、陽ざしも出てきました。

富士山__44

まだまだスタートしたばかり。

富士山__46

山頂はまだ遥か彼方です。

登山道の至る所に、こんな大きな岩が転がっていました。

富士山__47

落石がここまで転がって来たのでしょうか、

大人気の富士山ですが、毎年数人の方が事故で亡くなっているのも事実。

気を引き締め直して、先に進みます。

しばらくすると、樹林帯を抜け辺りが開けてきました。

富士山__48

遠くには下山中の人達も見えます。

木で見えなかっただけで、結構人も居たんだね。
富士山__53

初めての富士山にワクワクしながら登っていると、あっという間に六合目まで来たようです。

富士山__57

14:30
6合目の長田山荘に到着。

富士山__58

標高は2,400m。
富士山__59

もう400mも登りました。
今回も登山口で標高をセットしてきたSUUNTOの時計を確認すると、
富士山__60
見事にピッタリ!

この調子で山頂まで頼むよ~。

まだそんなに疲れていなかったので、ここでは立ち止まって水分補給をしただけ。

座りこんで休憩すると、余計疲れてしまうそうなので、途中でもずっと立ったまま休憩しました。

水分補給だけは、小まめにするよう心がけて。

呼吸を整え、すぐに出発。
富士山__62

さすがに標高日本一なだけあって、ずっとキツめの傾斜が続きますが、いつもの半分かそれ以下のペースで登っている為、いつもよりずっとラクに感じます。

山頂方向は雲に覆われています。

富士山__65

振り返って、登山口方向を見ても真っ白。

富士山__66

ちょうど雲の中に居る感じです。

抜けたら雲海が見えるかな?
さらに進んで行くと、本六合目の標識が。

富士山__68

次は六合目の次は七合目かと思ったら、まだ六合目なのね・・・

ちょっとだけ難所っぽいこの岩場を越えると、

富士山__69

15:10
本六合目の「瀬戸館」に到着。(標高2,700m)
富士山__73

手前にはエスケープルートなのか、下山道の標識もありました。

富士山__70

雲の多い天気ですが、雨は降りそうにないので、このまま目標の見晴館を目指します。

瀬戸館では、山小屋の御主人が、子供に飴玉をあげていたのが印象的でした。

富士山__74

山頂方向も雲が取れてきたようなので、先に進みます。

富士山__78

この辺りから森林限界を超え、岩の道が続きます。

富士山__82

時折、下界も雲が晴れて、登って来た道を見る事が出来ました。

富士山__90

上の方に見えるのは、次の休憩ポイント、七合目の「大陽館」です。

富士山__91

しかしスゴイ傾斜だな・・・

この区間はとても長かった印象があります。

富士山__92

この辺りから、雲も眼下に広がるようになり、雲海を見る事が出来ました。

富士山__95

景色も良くなり、心機一転。

さあガンガン行くぜ!

富士山__96

なかなか近づかないけど、黙々と歩き続けて、七合目まであと少し。

富士山__100

16:30
順調に七合目に到着。(標高3,090m)

富士山__101

この大陽館は、富士山の山小屋の中でも食事が美味しいと評判なのだとか。
富士山__103

夕食では、なんとご飯と豚汁が食べ放題との事。

豚汁大好きな私としては、是非泊まって行きたい所ですが、明日の山頂アタックの為に、もう少し標高を稼いでおきます。

ここでも軽めの休憩を取り、すぐに出発。

山小屋の裏手には、犬も居ました。

富士山__109

次は本日の宿泊地、本七合目の見晴館を目指します。

この先からはまた景色も変わり、荒々しい山肌がむき出しになっていました。

富士山__110

もうここは、3,000mを超える高地です。

富士山__112

少しだけ地面に雪が残っている所もありました。

富士山__114

少し足に疲れも出てきましたが、本日のゴールまではあと少し。

富士山__115

ちょっと歩いただけで、さっきまで居た山小屋もずっと下の方に見えます。

やっぱりそれなりに傾斜がキツいようです。

この先で、なんと犬を連れて登っている人を発見。

富士山__117

犬は傾斜をものともせず、軽快な足取りで登っていました。

この辺りで17:00を過ぎ、辺りが少しずつ暗くなってきました。

富士山__119

うっすらと月も見えますね。

眼下には雲海と山小屋。
富士山__122

何やら雲が発達しているようなので、先を急ぎます。

富士山__125

本日のゴールまであと少し。

富士山__126

ずっと歩き続けて、さすがにそろそろ疲労も限界でした。

富士山__128

でも本当にあとちょっと。

すぐそこに見えているのに、なかなか近づきません。

富士山__129

それでも最後の力を振り絞り、

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17:40
本日の宿泊地、標高3,200mの見晴館に到着!

富士山__131
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あ~疲れた・・・
思えば一日で標高差1,200mも登るのは初めて。

そしてこの日が、山小屋デビューでもあります。

若干緊張しながら、山小屋の受付に向かいます。

『【富士山本七合目 見晴館(みはらしかん)】 山小屋デビュー&御来光 ~富士登山 須走ルート3』へ続く

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