2021年11月
去年に続き、子供達と大山(1,252m)に登ってきました。
去年は、表参道からケーブルカーを使わず、6歳の長男と登頂しましたが、4歳だった娘は阿夫利神社下社まで登り、嫁と待機していました。(我々が山頂を往復している3時間下社で待っていてくれました)
その時、「次はお兄ちゃんと一緒に山頂に登る!」と宣言していた娘ですが、5歳になった今年も、ケーブルカーなしで下から山頂まではちょっと体力的にキツイのではないかと予想されました。
ケーブルカーを利用し、阿夫利神社下社~山頂は往復できそうですが、ケーブルカーが動く9時に合わせると、ケーブルカーで続々とやってくる登山客の波に巻き込まれてしまうので、できれば、登山道が大混雑する前に登り終えたい所。
そこで今年は、ヤビツ峠から大山山頂を目指すことにしました。
ヤビツ峠駐車場
大山は伊勢原側から登るルートが一般的ですが、秦野のヤビツ峠側からのルートもあり、起点となるヤビツ峠駐車場の時点で標高が761mあるので、大山山頂までかなり楽に登ることが可能です。また、登山客も少なくゆったりと登る事ができます。
難点は、ヤビツ峠のグネグネ道を通っていかなければいけないことと、駐車場が25台分しかないことでしょうか。
登山シーズンであることと駐車可能台数の少なさから、朝6時頃の到着を目標にしていたのですが、かなり出遅れてしまい、駐車場に着いたのは朝7時40分頃。
当然25台の駐車場は満車でした。(ちなみに駐車場は無料です)
駐車場付近に路駐している車も多く、さすがにまだ登山帰りの車もないと思われ、これはまた帰るしかないかなと思いましたが(2年前も駐車場に停められず大山登山を断念した過去があります・・)、グネグネ道をすぐに引き返すのは子供達もキツイので、ひとまず、駐車場で朝食用に持参したおにぎりを食べることにしました。
すると!車の脇で服を着替えているおじさまを発見!、声を掛けてみると、もう帰るところということで、奇跡的に入れ替わりで駐車することができました!
8時で帰りということは、まだ薄暗いうちから登ったのでしょうか、おじさまに感謝!!
このヤビツ峠駐車場は、大山だけでなく、丹沢の塔ノ岳方面の起点となっていて、続々と満員の客を乗せた路線バスが到着していました。
大山山頂までは2.3キロの道のりです。
大山へ向けて登山スタート
8時20分登山スタート。
全体的に整備されている道が多かったですが、5歳娘の歩幅ではけっこうキツそうでした。
初めこそ、先頭を進んでいましたが、徐々にトーンダウン。(先日の金時山よりラクだと思いましたが、ちょっと疲れていたのかな?)
一ヵ所、鎖場もありました。
登り始めて45分ほど、9時過ぎの時点で半分を経過しました。ケーブルカーが動き始めたので、ちょうど合流するころ山頂付近に人が増えそうです。
尾根に出ると、眼下に景色が広がり、江の島の方まで見えました。
合流地点に近づくと、整備された歩きやすい道が続きました。
曇ってはいましたが、山々が幻想的に見えました。
合流地点に到着。25丁目、山頂までは300mの所に出るので、これは下社から登るよりも、だいぶラクですね。
岩はゴツゴツと大きく歩きづらくなってきました。
登山客もいっぱいです。
鳥居をくぐり、
10時 山頂到着
ヤビツ峠から山頂まで、1時間40分の道のりでした。
阿夫利神社に参拝をして、ベンチでご飯を食べました。
美味しいものを食べるときは、にっこりな娘です・・
10時20分
こちらでも写真を撮り、人が多くならないうちに、早々に下山開始。
沢山の人が登ってきて、すれ違うのが大変になってきました。
しかし、10分ほど下ると、ヤビツ峠の分岐点となり、こちらは殆ど人は居ませんでした。
どこかの山から「やっほ~」と言う子供の声が聞こえ、それに呼応する子供達。
阿夫利神社は今週末から紅葉のライトアップが始まっていますが、こちらは、すでに落葉していました。
11時30分 下山
山頂から、ヤビツ峠駐車場までは、1時間10分でした。
ヤビツ峠レストハウス
今年3月にオープンしたヤビツ峠レストハウスに立ち寄ります。
ロールケーキセット。(1000円)
美味しい焙煎珈琲と、季節限定のふわふわなロールケーキでした。
バニラソフト(500円)
このあたりに自生するという、クロモジ茶(500円)をいただきました。
そして、息子はピアノも弾かせて貰いました。
とても素敵なレストハウスで、登山の疲れが癒されました。
こちらは、トイレもとてもきれいで、100円を払えばトイレのみの利用も可能なようなので、おススメです。
感想
今回のコースは、通常の大山(表参道~阿夫利神社下社~阿夫利神社本社)登山を比べると、はるかに登りやすく、5才の娘でも無理なく往復することができました。(駐:娘は毎日2Kmぐらい歩いているので、体力は比較的ある方です)
しかし、帰宅後ニュースで、我々が下山し始めたすぐ後に山頂付近で滑落死亡事故があったことを知り、山を甘く見てはいけないと改めて感じました。
途中ですれ違った人から、小さい子供にも登山靴を履かせていてえらいと声をかけられましたが、そう言われて他の子供の足元を見ると、ほぼ運動靴で登っていました。大山はケーブルカーで途中まで登れるので、高尾山と同程度のイメージを持たれる方が多いかと思いますが、私の中で大山は子連れで登るにはかなりハードな山です。そしてやはり、子供であっても登山で靴はとても重要だと感じます。
特に大山のようなゴツゴツした大きな岩がある山では、普通の運動靴では滑る危険も大きいですが、登山靴を履いていれば格段に歩きやすくなります。
子供は毎年サイズアップしてしまうので、出費は痛い所ですが、出来る限り危険は回避できるように準備をして、山へ向かいたいと思います。