最近、「カブトムシ」をキーワードに本ブログを訪れてくれる方がとても多いようです。
我が家は、子供が幼稚園に入った頃から、毎年カブトムシを捕まえるようになりました。
私自身、それまでカブトムシやクワガタを捕まえたことはありませんし、全く詳しくはなかったのですが、カブトムシを捕まえるにあたって色々と試行錯誤したおかげで、もし今子供がカブトムシを捕まえたい!と言ったら、恐らく捕まえられるぐらいまでになりました(→ 謎の自信!!)
そこで、ど素人が差し出がましいのですが、カブトムシを捕まえるポイントなどを書いてみたいと思います。
(ちなみに今年は、5月に在住の市からカブトムシの幼虫を3匹頂き、3匹ともさなぎ→成虫になり現在飼育中です。オス2匹、メス1匹)
カブトムシ捕獲の時期
カブトムシが成虫になるのは7月頃からです。(クワガタはもう少し寒い時期から活動し始めます)
特に梅雨が明けて一気に暑くなる頃が、成虫が土から出てくるタイミングになります。
成虫になったばかりのカブトムシは、食欲も旺盛でとても活発に動くので、夏の暑い間はカブトムシの捕獲のチャンスです!
ちなみにカブトムシは寒くなる9月下旬ごろには寿命を迎えます。(10月上旬まで生きていたこともありました)
越冬して3年ぐらい生きるクワガタよりもずっと寿命は短いです。
一度捕まえて持ち帰った昆虫は、最後まで責任をもってお世話をする必要があるので、旅行や帰省などをする我が家はクワガタは捕まえても持ち帰らないようにしています。
カブトムシの捕獲場所
我が家は毎年キャンプ場でカブトムシを捕まえていますが、カブトムシが好む樹液を出す、クヌギやコナラの木が生えているような森林や公園などがあれば、市街地でも十分捕まえられると思います。
そして、キャンプで捕まえようと思ったとき、そのキャンプ場にカブトムシやクワガタが居るかどうかは、ずばり管理人さんに尋ねるのが一番です。とっておきの情報を教えてくれたりします。
(個人経営のキャンプ場では大体アドバイスを頂けると思います、一方、大手のキャンプ場でアルバイトのスタッフの方が対応しているキャンプ場ではあまり情報は得られないかもしれません)
昨年カブトムシを捕まえたキャンプ場では、管理人さんにカブトムシが居る木を幾つか教えてもらい、子供達と探索に行ってみると、クヌギの木の周りに、大量のカブトムシの死骸が散乱していました・・・(内臓部分などがなくなっていながらも足をバタバタさせている状態でまさに惨劇でした・・)聞けば、カブトムシは、カラスなどの鳥の好物で、食べてしまうのだそうです・・とても堅そうですがカブトムシ、美味しいのでしょうか・・・
(ちなみに、そのキャンプ場は春にキャンプに行った際、土中のカブトムシの幼虫を見せてくれて、夏になるとカブトムシがいっぱい飛び交うのでまたおいでと教えて貰えました)
カブトムシの好きな樹木、葉の形
カブトムシが好む樹木として挙げられるのは、クヌギ、コナラかと思います。
クヌギとコナラは葉っぱの特徴も似ているので、なんとなく覚えておけばそのどちらかなので、探すのもそれほど難しくないです。
↓ こちらはクヌギ。葉っぱは細長くツンツンしたのが生えています。秋に落ちるドングリはぷっくり大きく特徴的ですね。
サイト内に生えていることも多々あります。
クヌギやコナラを見つけたら、樹液が出ている部分が無いかよく確認します。
もし樹液が出ていて虫が寄って来ている木があれば、その場所を覚えておいて夜間か明け方にチェックするとカブトムシを発見できるかもしれません。
カブトムシは主に夜に活動する事が多いようですが、日陰になっている場所であれば、お昼でも樹液を吸いに来ている可能性もあります。
スズメバチ
ここで一つ注意点が。
カブトムシが好んで食べるクヌギやコナラの樹液ですが、この樹液が好きなのはカブトムシだけではありません。
夜になればそれこそカブトムシにクワガタ、それにカナブンなど色々な虫がこの樹液を求めて寄ってきます。
中には触るのも嫌なゲジゲジや大きなクモなども寄ってきます。
その中でも特に注意したいのがスズメバチです。
スズメバチも同じようにこの樹液を求めて寄ってくるので、カブトムシを発見してもすぐには手を伸ばさずに、まず大人がよくチェックすることが必須です。
効果バツグンのバナナトラップ
最後になりますが、これこそがカブトムシ捕獲の必勝法と言っても過言ではないバナナトラップです。
バナナトラップとは、バナナに焼酎と砂糖を入れて発酵させたエサを使って、カブトムシをおびき寄せる方法です。
【バナナトラップの作り方】
バナナ1本を皮ごと3cmほどの輪切りにして密閉できる容器に入れます。
(私はいつも袋状のジップロックを使っています)
そこにバナナが軽く浸るぐらいの焼酎と砂糖を大さじ2杯加えて、バナナが潰れないようにやさしく揉み込みます。
(美味しくな~れ、萌え萌えキュン!はお好みで)
そのまま一晩常温で置いておき、発酵させれば完成です。
作るタイミングとしては、バナナトラップを仕掛ける前日が良いです。
材料はそのまま食べられるものばかりなのに、一晩おいた後に容器を開けると、とても食べる気が起きないような強烈な匂いを放ちます。
この匂いがカブトムシを呼び寄せるのです。
(家で作る場合は、もれなくゴキちゃんも呼び寄せてしまうので、取り扱い注意です)
完成したら、明るいうちにクヌギやコナラの木を探して、そこのバナナのかけら数個とたっぷりの液も一緒に仕込んでおけば準備完了です。
出来上がったバナナトラップをストッキングなどに入れて、木に縛り付ける方法もあるようですが、木の穴や二股に分かれている所などを見つけて塗っておくだけでも十分だと思います。
このバナナトラップ、どれぐらい効果があるかと言うと、お昼に仕掛けて、暗くなってから見回りに行くと、常に2~3匹のカブトムシが群がっていました。
さらに驚くことに、捕獲したカブトムシを、このバナナ入りのバケツに無造作に入れておいた所、朝起きたらカブトムシが増えていた珍事もありました。
もう何匹でも取れるので、逃げてもいいと蓋もしないで放置していたのですが、逃げるどころか、別のカブトムシが自分から捕まりにやって来ていて、一瞬何が起きたのかわからずパニックになった程です。
バナナトラップにおススメの焼酎はこちら
カブトムシにあげるにはもったいない美味しい焼酎です!
というわけで、毎年カブトムシとふれあっている我が家ですが、虫全般が苦手な子供達はというと、
カブトムシも例外に漏れず、未だ苦手なままなようです(悲)
それでも、素手で掴めるようになったり、絵日記や作文に書いたりしているので子供達なりに心を通わせているのかもしれません!?