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工場見学・展示場

【横浜】蚕(かいこ)を学びに、『シルク博物館』へ

2023年6月

息子が学校から『蚕(かいこ)』を持ち帰ってきました。(週末は順番に持ち帰ります)

全国的に小学校3年生では、総合的な学習の一環で、蚕を育てるようですが、近年は、身近に桑の葉がないことから、飼うことができない学校も多いようです。

幸い、我が家の周りは、公園や川原、そして子供たちが通っていた幼稚園などに桑の木があります。(この時期は実を食べるのが子供たちの楽しみとなっています。)

蚕はたくさん桑の葉を食べるので、週末持ち帰った際は、桑の葉を調達して与えて、フンの掃除をします。

今年は五月初めから、カブトムシの幼虫も3匹家で飼っているのですが、カブトムシの幼虫は基本的に腐葉土の中に潜っていて、いつのまにか蛹(さなぎ)になっていたので、あまりお世話している感覚がありませんでした。(水を霧吹きで撒く、糞が多くなると土の入れ替えぐらい)

それに比べて、蚕は、新鮮な桑の葉をあげると、もぞもぞ移動して、桑の葉をパクパク食べて、ウンチをして、眠に入り、脱皮・・・と見飽きません。
(蓋を開けていても逃げることはないのだそうです)

そんな蚕のことを勉強しようと、横浜にある『シルク博物館』へ行ってきました。

 

横浜 シルク博物館

横浜シルク博物館は、シルクセンターのビルの2,3階にあります。

シルクセンターの建物の前の街路樹には桑の木がありました。

・シルク博物館
・〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町1 シルクセンタ 2階

入館料は、大人500円、小学生100円。
公式サイトに掲載されているクーポンをプリントアウトして持参すると、割引になります!

・シルク博物館公式サイト
https://www.silkcenter-kbkk.jp/museum/

割引後は、家族4人で700円でした。(大人300円×2名、小学生 50円×2名)

蚕の一生

蚕の一生の様子。

孵化1齢 蟻のように黒いので蟻蚕(ぎさん)と呼ばれる。だんだん体が伸びて白くなる。

眠・脱皮2齢眠・脱皮3齢 眠・脱皮→4眠・脱皮5齢→繭作り、さなぎ成虫

展示を見ると、学校から持ち帰った蚕は、2齢か3齢幼虫ぐらいの大きさかと思います。

 

蛹になる前の5齢になるとデカい!!

シルクのスカート一枚を作るには、約110粒の繭が使われているそうです。

着物はなんと9,000粒!

繭から生糸を自動で巻き取る機械。

手動で糸くり体験も出来ました。

機織体験。

ワークショップに参加

シルク博物館では、年間を通じて、ワークショップを開催しています。
・シルク博物館イベント・ワークショップ
https://www.silkcenter-kbkk.jp/museum/2020-work-shop-3/

基本的に事前申し込み制のようですが、空きがあったのか入館時に「まゆ人形作り体験してみませんか?」と声をかけていただいたので参加させて貰いました。(→参加したのは我が家のみでした)

繭にキリで穴をあけたり、カットして、まゆ人形を作っていきます。
絹は細いですが、とても丈夫で、手で切ろうとしても全然切れません。

まゆを振ると、カラカラと音がして、半分に切ると、中から茶色いさなぎが出てきました。

子供たちはあまりピンと来ていませんでしたが、桑の葉を食べて成長した蚕が一生懸命繭を作り、さなぎになったのに、成虫になることができなかったことを思うとなんとも言えない気持ちになりました。(成虫になったとしても、口がないので、飲んだり食べたりはできず、交尾をして数日で死んでしまいます)

来館する子供の中には泣き出してしまう子もいるそうです。

無事完成。

この他にも、シルクの歴史、国内、世界のシルクの衣装を纏ったマネキン展示、シルク、蚕にまつわる映像ライブラリーなど、想像していたよりも、はるかに充実していて、とても分かりやすい展示で子供も大人も楽しめました。

週末の横浜にもかかわらず、館内はほとんど人が居ませんでしたが、とても素晴らしい博物館でした。

帰りは、すぐ近くの大さん橋でおにぎりを食べ、みなとみらい・桜木町を散策しながら帰路に着きました。

 

※現在、シルク博物館では個人向けに、蚕の卵、100粒 500円で有償配布申し込み受付を行っています。
https://www.silkcenter-kbkk.jp/2023/06/01/p-sansyu/

 

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