胎児ドックで全ての項目をチェックしてもらった後、ぷう先生から簡単に説明を受けました。
第一子の息子の時は特に指摘がなかった事もあり、完全に油断していたのですが、今回は以下の点について指摘を受けました。
① 首のむくみが基準より大きい事。
② 心臓の血流に逆流が見られる。 (三尖弁の逆流)
それ以外は身体の大きさや手足の長さ、鼻骨の形成などしっかりしていて、いわゆるダウン症などの身体的な特徴は見られないので問題はないと思うが、年齢的にも確率は上がるだろうと、言う事でした。
結構サラっと言われたので、『まあ少し確率が上がるぐらいかな?』と思っていましたが、最後の検査結果とカウンセリングの時に、別の先生から聞いた数値は、かなり衝撃的な数値でした。
まず、嫁の年齢(出産時39歳)から算出される、21トリソミー(いわゆるダウン症)のリスクは1/94となります。
同じ年齢の妊婦さんが94人いたら、1人は染色体異常児を産む確率です。
あくまでも確率の話ですが、非常に衝撃的な数字です。
恐らく、私も含めた世の男性は、このあたりの事には全くと言って良いほど無知で、実際に奥さんが妊娠した時に少し勉強する程度ではないでしょうか?
こんな知識を、どこかのタイミングで男性も学べる機会が出来れば、今社会問題となっている、少子高齢化や晩婚化、高齢出産なども少しは改善する気がします。
ちなみに2年前の息子の時(出産時37歳)は、1/250ぐらいの確率だったと思います。
それでもパチスロの大当たりの確率ぐらいじゃないか!と思ったのを良く覚えています。
(夫目線で書く胎児ドックってこ~ゆ~事じゃないよね・・・)
しかし、今回渡された検査結果に書いてあった数字は、なんと、
21トリソミー 1/4
の高リスクと言う結果でした。
ものすごい高確率にしては、嫁も私も意外と冷静だったのを覚えています。
首のむくみについては、胎児ドックを受ける前にクリフムのHPなどを熟読して知りましたが、出生前診断をする上で、重要な指標になるようです。
大人の足がむくんだりするように、胎児もむくみが出るそうなのですが、血液の循環などがうまくいっていないと、この首のむくみが顕著に現れるのだそうです。
ダウン症児などの場合、合併症により心疾患になる確率が高いそうで、その症状が現れる首のむくみを重点的にチェックするのだそうです。
お腹の中の子は、心臓の三尖弁の逆流が見られたため、その影響で若干のむくみがあったようです。
ただこの時期の胎児は、個人差によって心臓がまだ完全に出来上がっていないことも多いらしく、成長して弁がしっかり機能しだすと、逆流については治る場合がほとんどとの事でした。
そんな理由もあってか、高リスクの場合追加検査を勧められるらしいのですが、私たちの場合、それほど強く追加検査を勧められる事はありませんでした。
これが冷静でいられた理由かも知れません。
とは言え、1/4などという高確率を聞いてしまっては、このまま帰る訳には行きません。
息子の時はこの初期胎児ドックで全く問題が無く、年齢による確率よりも胎児ドックの結果の方がずっと低い確率で出たのですが、それでもせっかく大阪まで来たのと、さらなる安心を得るため、当日に結果が解る、血清マーカー検査を追加で受けて帰りました。
その結果、さらに低リスクの判定が出た為、安心して大阪グルメを満喫して帰ったのを覚えています。
今回はと言うと、一度1/4と言う結果を聞いてしまっただけに、他の方法で検査して、たとえ低リスクと出たとしても不安が拭えないと思ったので、確定診断となる絨毛検査を受けて帰る事にしました。
⇒『クリフム初期胎児ドック③ 絨毛検査を受けるまで』へ続く